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【2026年最新】フィリピン永住権の条件は?4つの主要ビザを徹底解説!

) Hiromu Fujimura |

監修: 不動産のエキスパート 風戸裕樹


「フィリピンの永住権の取得条件って複雑そう……」

「フィリピンで永住するためには、どのビザが自分に合うんだろう?」


東南アジアのなかでもフィリピンは、比較的物価が安く過ごしやすい気候のため、日本からの移住先として人気があります。


2025年9月1日からは、SRRV(特別居住退職者ビザ)の年齢要件が、50歳から40歳に引き下げられ、預託金額も大幅に変更されました。


この変更で、今後もフィリピン移住への関心はますます高まっていくでしょう。


しかし、フィリピンの永住権を取得するために必要なビザは種類が多く、どれが最適か迷う方も多いのではないでしょうか。


本記事では、2026年最新版として、フィリピン永住権の条件を4つのビザタイプに分けて、実務経験豊富な専門家が詳しく解説します。


最後まで読むことで、最新の条件に基づいた永住権取得プランを立てられます。


フィリピンの永住権の条件が知りたい方、将来的にフィリピン移住を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。


用語について:本記事では便宜上「永住権」と総称しますが、SRRV/SIRVは特別非移民ビザ(条件付き無期限滞在)、Quota/13(a)は移民ビザ(永住)です。


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フィリピン永住権の条件とは?4つの主要ビザを解説


フィリピンの永住権はさまざまな種類があり、それぞれ異なる条件が設定されています。


なぜなら、年齢・投資額・滞在目的によって最適なビザが大きく異なるため、フィリピン政府も多様なニーズに対応できるよう制度設計をしているためです。


実際の例を挙げると「50代のご夫婦はSRRV(特別居住退職者ビザ)」「30代の投資家はSIRV(特別投資家居住ビザ)」「フィリピン人配偶者をお持ちの方は結婚ビザ」と、それぞれ異なるビザを選択されています。


つまり、まずは自分の状況に合ったビザを理解することが、フィリピン永住権取得成功の第一歩となります。


今回は、以下の4つのビザについて解説していきます。


①SRRV(特別居住退職者ビザ)

②クオータービザ(特別割当移住ビザ)

③SIRV(特別投資家居住ビザ)

④結婚用・永住移住ビザ


一つずつ詳しく見ていきましょう。


①SRRV(特別居住退職者ビザ)【2025年9月改定】


SRRV(特別居住退職者ビザ)は、フィリピンで最も人気の高いリタイアメントビザです。


2025年9月の改定では、対象年齢が50歳から40歳へと引き下げられ、より幅広い年齢層の方が取得可能となりました。


【SRRV申請の基本条件】

・申請者が40歳以上

・無犯罪証明書の提出(日本とフィリピン両方)

・健康診断書の提出(フィリピン政府指定項目)

・指定銀行への預託金の預け入れ(年齢とカテゴリーにより異なる)

・申請料:本人1,500USD、扶養1人あたり300USD

・年会費:360USドル(家族2人まで、3人目以降は100USドル/人)

・<新規追加>:BI(入国管理局)クリアランスの取得が必須になる


新しいSRRV制度は、おもに「SRRV Classic」と「SRRV Courtesy(元フィリピン人等対象)」の2つに分かれます。


さらに、以下の表のように、年齢層ごとにも条件が異なるので確認が必要です。


年齢層

年金受給

預託金額

投資転用

40-49歳

年金あり

2万5千USドル(約375万円)

不動産投資に転用可能

年金なし

5万USドル(約750万円)

不動産投資に転用可能

50歳以上

年金あり

1万5千USドル(約225万円)

不動産投資に転用可能

年金なし

3万USドル(約450万円)

不動産投資に転用可能

出典:PRAフィリピン退職庁公式


【SRRVのメリット】

・預託金はビザ放棄時に全額返還される

・家族(配偶者・21歳未満の未婚の子)も同時に永住権取得が可能

・Classicプランでは不動産投資への転用が可能

・フィリピンへの滞在義務なし(自由に出入国可能)

・複数回出入国が可能

・別途許可を取れば就労/就学も可能


【SRRVのデメリット】

・預託金額が2025年の改定で大幅増額(特に50歳以上は2万→3万USドルに変更)

・申請中の約1ヶ月間はフィリピンに滞在が必要

・毎年の更新が必須(PRA IDカードは3年有効)

・就労にはDOLE(フィリピン労働雇用省)のAEP(外国人就労許可証)又は免除証明が別途必要


SRRVは改定で年齢要件が40歳に引き下げられ、預託金も全額返還されるため、リスクが低い点が魅力です。


一方で、預託金額の大幅増額や毎年の維持費などのデメリットもあります。


長期的な費用計画を立てた上で、家族帯同や不動産投資への活用を考えるとよいでしょう。


40代以下の若い世代(20歳以上)の方には「クオータービザ」という選択肢があります。


②クオータービザ(特別割当移住ビザ)


クオータービザ(特別割当移住ビザ)は、外交関係と相互主義のある各国に対して、年間50枠限定で発給される希少な永住権です。


各個人の資力・素行・社会への貢献などで審査されます。


発給対象はフィリピンと外交関係を持ち、相互主義が成立している国となり、日本国籍者も対象に含まれます。


しかし、各国に対して年間50人という厳格な制限があるため、申請時は注意が必要です。


クオータービザの具体的な条件は、以下のとおりです。


項目

条件

年齢

BI公式に明記なし(成人以上が実務上の条件)

対象国

フィリピンと外交関係・相互主義のある各国

年間発給枠

各国50人限定

資力証明

BI審査による(固定預託金額の規定なし)

申請料

約18,830ペソ + ACR-Iカード(外国人登録証) US$50

現地滞在期間

申請中30-40日

出典:BI入国管理局公式


クオータービザの最大のメリットは、永住資格(移民ビザ)であることと、幅広い年齢層が対象となる点です。


ただし、就労にはDOLEのAEP又は免除証明が別途必要です。


年間50枠という制限により競争が激しく、ACR-Iカードの更新や年次報告が必要というデメリットもあります。


クォータービザの申請には、戦略的なタイミングと完璧な書類準備が不可欠です。


クオータービザは若い世代向けですが、投資を積極的に行いたい方には「SIRV」という選択肢もあります。


③SIRV(特別投資家居住ビザ)


SIRV(特別投資家居住ビザ)は、21歳以上で7万5千USドル以上の投資により取得できる、投資家向けの永住権です。


投資対象は、BOI(投資委員会)登録企業への株式投資、フィリピン証券取引所(PSE)上場銘柄など、政府が認定する適格投資に限られます。


住宅用不動産は投資対象に含まれず、投資を継続している限り永住権を保持できます。


【SIRV取得の具体的条件】

・年齢:21歳以上

・最低投資額:7万5千USドルをDBP等に30-180日預入

・投資対象:BOI登録企業・PSE上場株式など適格投資(住宅不動産は対象外)

・申請料:約300USドル(被扶養者1人当たり300USドル追加)

・ビザ形態:最初は仮SIRV(180日)→投資完了後に無期限SIRV

・年次報告:投資継続の証明とACR-Iカード年次報告が必要

出典:BOI投資委員会  /  DBPフィリピン開発銀行公式


SIRVの大きなメリットは「複数回入国できること」で、頻繁に日比間を行き来するビジネスマンには特に有用です。


また、SIRVを保持していると、投資による資産形成と永住権取得を同時に実現できます。


一方、7万5千USドルという高額な初期投資が必要で、毎年の更新時に投資継続を証明する必要があるというデメリットもあります。


SIRVの取得を検討する際は、投資予算が十分にあるか、事前にしっかり資金を確認しておきましょう。


高額な投資を伴わずに永住権を取得したい方には「結婚ビザ」という方法もあります。


④結婚用・永住移住ビザ


結婚ビザは、フィリピン人配偶者がいれば18歳以上で取得できます。


フィリピンへの移住を検討するなら、最も経済的な永住権オプションです。


結婚ビザは、フィリピン人との婚姻関係に基づいて発給されるため、他のビザのような高額な預託金や投資は不要です。


【結婚ビザの条件と特徴】

・年齢:18歳以上(20歳未満は親の同意が必要)

・配偶者:フィリピン国籍者との有効な婚姻関係

・費用:目安8,620ペソ(改定あり)+ ACR-Iカード US$50(在外公館経由は別途US$150程度)

・就労:DOLEのAEP(外国人就労許可証)又は免除証明が別途必要

・更新:最初の1年は仮永住、その後正式な永住権

・年次報告:ACR-Iカード保持者として年次報告が必要

出典:BI入国管理局公式


結婚ビザの最大のメリットは、圧倒的な費用の安さと、就労がしやすい点です。


また、年齢制限も緩く、若い世代でも取得できます。


しかし、配偶者との離婚によりビザが無効になるリスクがあり、婚姻関係の維持が必要不可欠です。


ここまでご紹介したビザにはそれぞれ特徴がありますが、実際の申請時にはどのような書類が必要なのでしょうか。


フィリピン永住権申請時の共通条件と注意点


フィリピン永住権を取得する際、全てのビザに共通する条件として、無犯罪証明書と健康診断書の提出、適切な代行会社の選択が重要です。


以下に、それぞれの重要事項をまとめました。


【共通する必要書類】

・無犯罪証明書(日本の警察署で取得、外務省でアポスティーユ認証)

・健康診断書(フィリピン政府指定の検査項目)

・パスポート(残存期間6ヶ月以上)

・証明写真(各ビザで指定されたサイズ・枚数)

・各種申請書(英語での記載)


【信頼できる代行会社の見極めポイント】

・実在する住所・電話番号の確認

・スタッフの顔写真・経歴の公開

・過去の取得実績の明示

・現地に拠点を持っているか

・詳細な費用内訳の提示


書類やパスポートは、取得するまでに時間がかかります。


フィリピンへの移住を検討し始めたら、余裕を持って準備をしておきましょう。


代行会社を選ぶ際は、インターネットやSNS上の情報を鵜呑みにせず、見極めポイントを意識して自分でチェックするのが大切です。


各種ビザに共通する条件を理解したところで、実際の申請費用はどのくらいかかるのでしょうか。


フィリピン永住権取得にかかる費用を比較


フィリピン永住権を取得するためには、さまざまな費用がかかります。


ビザによって初期費用と維持費が大きく異なるため、取得の際は長期的な資金計画が重要です。


以下に、各種ビザに必要な費用をまとめました。


ビザタイプ

預託金・投資額

申請料

年間維持費

SRRV Classic(40-49歳・年金あり)

2万5千USドル

1,500USドル

360USドル

SRRV Classic(40-49歳・年金なし)

5万USドル

1,500USドル

360USドル

SRRV Classic(50歳以上・年金あり)

1万5千USドル

1,500USドル

360USドル

SRRV Classic(50歳以上・年金なし)

3万USドル

1,500USドル

360USドル

クオータービザ

資力証明(固定額なし)

約18,830ペソ + ACR-I US$50

BI年次報告310ペソ + ACR-I更新

SIRV

7万5千USドル(BOI適格投資)

300USドル

年次報告費用 + ACR-I更新

結婚ビザ

不要

目安8,620ペソ + ACR-I US$50

BI年次報告310ペソ + ACR-I更新


上記費用に加え、代行サポート費用(通常10-30万円)、現地滞在費、翻訳・認証費用なども考慮する必要があります。


フィリピン永住権を取得する際は、費用にかかる大まかな総額を確認するのはもちろん、今後の資金計画も立てておくと安心です。


費用面を把握したら、次は取得までの期間を見ていきましょう。


フィリピン永住権の取得期間と申請手順


フィリピン永住権の取得期間は、ビザによって異なるものの「約1~6ヶ月」ほどかかります。


各種ビザの取得期間は、以下のとおりです。


【各ビザの標準的な取得期間】

・SRRV:2-4ヶ月(現地滞在約1ヶ月)

・クオータービザ:3-6ヶ月(現地滞在30-40日)

・SIRV:3-4ヶ月(投資完了後)

・結婚ビザ:1-3ヶ月(婚姻手続き含む)



あわせて、ビザ取得までの申請手順も覚えておきましょう。


【基本的な申請手順】

1.日本での書類準備(無犯罪証明書、健康診断書等)

2.フィリピンへ渡航(観光ビザで入国)

3.現地での追加書類取得(SRRVの場合はBIクリアランス=BICC等)

4.銀行口座開設・預託金送金

5.各政府機関での申請手続き

6.IDカード発行・受領


取得期間を短縮するには、日本での事前準備を徹底し、無犯罪証明書や健康診断書などの必要書類を漏れなく揃えることが重要です。


特に現地滞在が必要なビザでは、滞在スケジュールも含めた綿密な計画を立てることで、スムーズな取得が可能になります。


フィリピンへの移住を検討する際は、長期的な見通しを立てて、必要書類や資金の準備を進めていきましょう。



まとめ


今回は、フィリピンの永住権の条件について、以下の4つのビザタイプに分けて解説しました。


①SRRV(特別居住退職者ビザ):40歳以上。預託金は50歳以上:年金あり15,000/なし30,000、40–49歳:年金あり25,000/なし50,000USD


②クオータービザ(特別割当移住ビザ):各国籍あたり年間50枠の移民(永住)ビザ。年齢や所定預託金の明記なし(外交関係+相互主義が前提)


③SIRV(特別投資家居住ビザ):21歳以上、投資額7万5千USドル以上


④結婚用・永住移住ビザ:18歳以上、フィリピン人配偶者が必要


フィリピンの永住権は、他国と比較して条件が緩く、取得しやすいのが特徴です。


特にSRRVは40歳から取得可能になり、若い世代にもチャンスが広がりました。


ただし、ビザによって条件が大きく異なるため、ご自身の年齢や資金状況、滞在目的に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。


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