[シンガポール] WeWorkシンガポールにさらなる新拠点を構える

2018/11/26

[シンガポール] WeWorkシンガポールにさらなる新拠点を構える


コワーキングの事業者WeWorkは、シンガポールのサンテックシティ・タワー5、シティハウス、およびクロスストリート8に新拠点をオープンすると発表しました。ロビンソンロード71、クロスストリート22、アンソンロード60にオープンした拠点に続き、これで合計9拠点、4,000名のメンバーをかかえることになります。


より多くの企業を受け入れるべく、シンガポールにおけるグローバルコミュニティの収容能力を拡大

今回の新拠点オープンで、WeWorkはシンガポール内に、9つのダイナミックかつ戦略的に配置された拠点を提供することとなり、シンガポールの中心業務地区(CBD)内だけでなく、今年末までにバンコク、ホーチミンシティ、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラにも拠点をオープンさせることで東南アジア地域におけるグローバルコミュニティーに対して、収容能力をさらに拡大させます。

WeWorkのサンテックシティ・タワー5には、2フロアに700デスク、シティハウスには、4フロアに600デスク、クロスストリート8には4フロアに1,200デスクの収容能力があります。今回の拡大によりより多くの企業やスタートアップ企業がWeWorkを利用することになり、これによりさらに大きく活発なコミュニティができるでしょう。

今回の拡大により、シンガポール、東南アジア、そして世界的なイノベーション、ダイナミズム、そして成長するコミュニティにつないでくれることで、企業の手助けをしてくれるオペレータとしての位置づけを確立します。スタートアップと同様の軽快さと俊敏さが手に入るからです。また、シンガポールが国家として、物理的な接続性に投資し、データ、技術および才能の強化することで、シンガポールを世界に向けた発射台として企業に利用してもらえるようにいかに支援するかについての第11回Singapore Economic Policy Forum(シンガポール経済政策フォーラム)にて発表された、シンガポールの通商産業省(MTI)の公式発表をサポートすることにもなります。

世界経済フォーラムの「世界競争力報告2018」によると、シンガポールは世界第3位、ビジネスの洗練度、技術的受容度、イノベーションといった指標に基づいて、世界第3位、域内では最も競争力のある経済圏にランクしています。これは、シンガポールが、いかに企業が域内で反映するための発射台となっているかを裏付けるものでもあります。「シンガポールにおける拡大は、オペレーションを行う市場における有形の経済価値を作る一方で、メンバーの方々に成長し反映する力を与え、働き方の未来を新たにするというWeWorkのコミットメントの証です。」とWeWork東南アジアのマネージング・ディレクター、トゥロカス・フアッド氏は語っています。「1,000名以上の従業員をかかえる企業が、WeWorkメンバーの45%を占めており、またメンバーのうち25%が、2017年12月に営業開始して以来、現在のオフィススペースをアップグレードしています。シンガポールにおけるビジネスをさらにサポートし、メンバー各社が東南アジアに向けて事業を拡大するについれて、シンガポールのダイナミックでクリエイティブなコミュニテイーを作ることで、それらの企業を支援し、ともにWeWorkがともに成長できるよい機会だと考えています。」


WeWork Enterprise-WeWorkシンガポールで急成長中のメンバーシップ

俊敏で、高成長するビジネスのための仕事場を選ぶ際に、急速な拡大についていけるかどうかは重要な検討ポイントです。WeWorkのシンガポールにおける継続的な拡大とともに、各社もまたメンバーシップの柔軟性を利用し、WeWorkとともに成長し、拡大するオペレーションをサポートすべく、最新のスペースに移ったり、現在のスペースを拡大したりしてきました。これらのメンバーの中にelastic.coがあります。検索会社で、Elasstic Stack (Elasticsearch, Kibana, Beats, and Logstash)、仕事探しエンジンIndeed、顧客コミュニケーションAPIプラットフォームNexmoを作った会社でもあります。

2017年12月にWeWorkのビーチセンターに我々のシンガポールエンジニアリングセンターを発足させたとき、我々の事業は急速に拡大しており、2018年7月にはWeWorkの大規模オフィスにアップグレードすることになりました。年末までには、ビーチセンター内の150名を収容できるさらに大きな専用フロアに移ることになっています。」とIndeedのシンガポールエンジニアリングセンターのダイレクター、ジョーダン・ディア=マットソン氏は話しています。「我々がこんなに急速に成長するなんて誰も予想できなかったでしょう。もし従来のようにオフィススペースを賃貸していたら、自由自在に拡大することは難しかったでしょう。WeWorkと提携することで、不動産のニーズやコストを心配することなく、成長に合わせてダイナミックになれる柔軟性と安心感を与えてもらったのです。」

企業をより支えるべく、WeWorkは、スペース、人および技術が相互に作用するかを考えるさせることで、商品の多様化を測ってきました。従来は、1つの会社が職場を探すのに、ブローカーや家主からゼネコン、建築家、インテリアデザイナーまで、様々なグループがかかわってきました。しかし、WeWorkなら、WeWorkに頼ってさえいれば、代わりにオフィスを探し、作り、運営してくれるのです。


シンガポールにおけるWeWork-東南アジアおよび世界各国に向けたビジネスの発射台

WeWorkのような世界的な連携プラットフォームは、現在はその国や地域では事業を行っていないけれど、今後アジアでの事業拡大に関心がある企業を呼び込む機会を提供します。WeWorkのコミュニティ型のスペースにより、スタートアップから大規模な多国籍企業まで様々なメンバーで構成されたコミュニティにつながることができます。これは、シンガポールを東南アジアおよび世界各国に向けてシンガポールを発射台として利用できるようにビジネスを支援するというMTIの意向とも合っています。

シンガポールには現在、200,000以上の企業が存在し、それぞれの成長のステージは異なります。小規模から大企業まで、メンバーはWeWorkが作り出すセレンディピティ(素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見する可能性)の結果生まれた協力関係から利益を得ることができるのです。WeWorkメンバーのグローバルコミュニティへのアクセスもまた、シンガポール内外での拡大の機会を提供してくれます。

WeWorkを利用するというのは、熟考の上での判断でした、とTVBエニウェアのアシスタントジェネラルマネージャー、テレンス・ヨー氏は言います。「継続的に能率を高め、新しいものを取り入れ、我々の仕事の質を高めてくれるようなクリエータや協力者の多様なコミュニティとつながりたいのです。WeWorkは、域内およびその先に拡大するための、コネクションとリソースの世界的なネットワークを持っています。この競争の厳しい業界でコンテンツディストリビューターとしてTVBエニウェアが新境地を開拓する唯一の方法なのです。」

WeWorkはdataxu、elastic.co、Indeed.com、Nexmo、Médecins Sans Frontières、TVB Anywhereなどシンガポールで活躍するグローバルな企業や組織から、ClassPassやZilingoなどのスタートアップや中小企業(SME)まで幅広いメンバーをWeWorkファミリーとして抱えています。


デザイン、技術、ホスピタリティの最高峰を統合ーWeWorkは仕事と街の未来にポジティブな影響をあたえる重要な役割を担う

スペース、人、技術の相互作用で世界をリードするWeWorkの3つの新しいロケーションはローカルコミュニティに息を吹き込む証となっています。

ロビンソンロード71に続く、WeWorkの次の旗艦ロケーションであるWeWorkサンテックタワー5は、CBDの端にあるサンテックシティの17階および18階にあるグレードAオフィスを使用しています。WeWorkが東南アジアでの躍進を続けるのにおいて、WeWorkサンテックタワー5はWeWorkの東南アジアにおける成功の道筋と、ローカルコミュニティの成長を支える中心を象徴する次世代ロケーションとなります。

「WeWorkがサンテックシティに仲間入りすることを大変喜ばしく思っています。WeWorkがサンテックシティの多様なビジネス環境における働き方の未来を加速させるゲームチェンジャーとなるでしょう。サンテックシティのコミュニティに活気とダイナミズムをもたらしてくれるはずです。」サンテックREITを運営するARAトラスト・マネジメント(サンテック)社のCEO、チャン・コン・レオン氏は語っています。

(出所:Property Portal Watch

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