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[タイ] 今年はエンドユーザーとして住宅購入する人のための1年

PropertyAccess Team |

[タイ] 今年はエンドユーザーとして住宅購入する人のための1年



今年は、コンドミニアムをエンドユーザーとして購入する人たちのための年となりそうです。というのも、多くのデベロッパーが、低迷する需要の結果、完成済みだけれど売れ残ったコンドミニアムの在庫を一掃する事に専念しようとしているからです。この背景の一端を担っているのが、タイ銀行が打ち出した2軒目、3軒目の住宅購入者に対するより厳しい住宅ローンの要件です。

今年のレジデンシャル市場は、過去数年と比較すると投資家・投機家よりも、エンドユーザーによる需要にけん引される予想です。

多くのデベロッパーが、今年はコンドミニアムよりも、一軒家やタウンハウスといった低層レジデンシャルに焦点を当てると述べています。低層レジデンシャル市場は、賃貸用の投資家や外国人、投機家ではなく、ほぼタイ人エンドユーザーで占められています。

CBREは、新築の低層住宅プロジェクトが大幅に増えるとみており、同セグメントにおいて競争が激化すると考えています。

コンドミニアム市場は、今年はやや鈍化するとみられています。コンドミニアムデベロッパーは、新築物件の発売を企画する代わりに、売れ残ったコンドミニアム在庫の一層、工事の完成、所有権の移転と建設中の物件の販売により注力するでしょう。

CBREはコンドミニアム市場もまた、主にエンドユーザー、つまり自分自身が住むためにユニットを購入する人々によりけん引されると考えています。コンドミニアムをオフプランで購入し工事完了前に転売するといった投機目的の購入は少なくなるとみています。

賃貸用に購入する投資家はより注意深く物件を選ぶようになるでしょう。というのも、中心業務地区(CBD)の賃貸市場の需要の源となる在住外国人の数も、在住外国人の賃貸予算も増えていないからです。

エンドユーザーとしての購入者が増える理由としては、多くのデベロッパーが、大きな割引や積極的なプロモーション・キャンペーンを含む、インパクトのあるインセンティブを繰り出してくるからです。

購入者は、好みのエリアで複数の完成物件を見ることができ、パンフレットや建設中の物件のショールームに頼ることなく、完成した実際の物件を比べることができます。実物を見ることで、比較のプロセスはずっと容易になるでしょう。

割引が適用されるのは売れ残り在庫のある物件だけで、CBREは市場全体の価格が下がるとは見ていません。実際のところ、人気のCBDコンドミニアム物件では、価格は右肩上がりです。

全体として、投資過熱抑制策は長期的には効果を発し、バブルが膨らむのを防ぎ、投機的な需要ではなく、実際に必要としている人の需要にこたえることができます。

市場ではオフプランの新築物件の発売もありますが、デベロッパーはより慎重になり、エントリーレベルや中間レベルの市場のエンドユーザーとしての国内バイヤーに焦点を当てるでしょう。これは、人々が欲するサイズ、デザイン、仕様の物件を、人々が好むロケーションに、人々が買える金額で提供することがマストになってきます。

(出所:Bangkok Post

▶タイ銀行の打ち出した新しい住宅ローン要件に関するPropertyAccess.coの過去の記事はこちら

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